我が子がいじめっ子と言われたら?

今回は、特別編。で

「子育て」についてのテーマで。


多くの保護者たちが、イヤでも子どもに

向き合わないといけない状況になった

3年前のコロナ休校期に書いた記事を再シェア。



今、高1の長男が

小学1年生の時に起きた


私にとって、

大きな気づきの機会となった

忘れられない事件。



自戒を込めて...





今日のように、ちょっと暑いくらいの

良く晴れたゴールデンウィークのお休み。


当時、小1だった長男は友達と一緒に

近所の公園に遊びに行っていた。



そこに、1本の電話が入った。



相手は、

その公園で、たまたま一緒に居合わせた

女の子の母親。



なにやら、公園でひと騒動?あったらしい?

長男とその友達の悪ガキ2人組にいじめられた?


ような?そんな感じ。



でも実際は、そのお母さんも家に居て

帰宅した子どもの話を聞いただけみたいで

よくわかっていない様子。



ただ、そのお母さんが、

いても立ってもいられなくなって

わざわざ親しくもない私に

電話を掛けるくらい

イヤな思いをしたんだなと

と察し、即謝罪。



すると、


話はエスカレートしていき、

耳を疑うような発言が連発。



「実は、今まで黙っていたけど、

 保育園の時から、

(長男)にずっーーといじめられてきた。

(長男)のせいで、保育園に行きたくない!

 って言ってた時期もあった。」


「今も、学校でイヤなことを言われている」





ショックだった。。。


とにかく、ショックだった・・・




その言葉から伝わってきたのは、

相当ないじめっ子。なイメージ。

攻撃的で、意地悪で、情緒も不安定?



私が、見てきた我が子とは

全く別人なイメージだった。




かなりショックだったけど

相手も、我が子が心配なんだよなぁ

と、子を想う相手の母心に寄り添い

話を聞き入れ、ひたすら謝って、

電話を切った。



その後は、ショック過ぎて

しばらく放心状態だった。




でも、これをどう対処していくかは、

今後のために、ものすごく重要なことだ。



と、切り替えた。




相手には、

その感情に基づいた主観がある。


全てを鵜呑みにしちゃいけない!




その会話に出た関係者全員に

話を聞かせてもらい、

そのすべての内容を

記録していくことにした。




まず、その当日は、

公園から帰ってきた長男とその友達。


現場となったその公園で、

様子を見ていた

他のママさんにも、状況を確認した。



なんかさっきの電話の話と

実際は、様子が違う??



でも、私もまた

我が子かわいさに、

そう捉えたいだけかもしれない...。



冷静に、情報を集めよう。




すぐにでも、

保育園と学校の先生に

様子を聞かせてもらいたいのに、

ゴールデンウィークでお休みだ。。。



もうこの年のGWは、暗闇だった。




一生懸命、気持ちを切り替えようとするも

油断すると、すぐ心が苦しくなる...



夜はショックで、寝れない。



レジャーに出かけても

その内容が、頭から離れてくれない。




ただ、ひたすら

自分を責めて泣いていた。



私、そんないじめっ子を

育てちゃったの??



愛が足りなかった?



厳しく(冷たく)し過ぎて

その反動で、

いじめっ子になっちゃったの?



そんなこと、

今まで気づけないくらい

この子のことを、ちゃんと見ていなかった?




って。



どんどんどんどん悪い方に妄想が膨らんで

味覚すらわからなくなり、食欲も落ちた。




でも、いつまでも

落ち込んではいられない。



母子の情緒安定は

今後の人格形成に大きく影響する。


子どもたちの一生を左右する

重要な要素だ。




どんなにショックでも


認めたくない事実があっても


それを受け止めて、

これから、やれることを

やっていくしかないんだ!




と、覚悟を決めて

GW明けてすぐに

保育園と学校に電話をして

事情を説明して、

話を直接伺う時間を

すぐに取ってもらった。




結果、

電話で聞いた内容と、

学校(保育園)での様子は

大きく異なっていた。



子ども同士が、触れ合う上では

欠かせないよくある日常の1コマであり

そんなに大ごとではない。



つまり、気にしなくてもいい。



先生たちの優しい言葉に、

また泣きながら

全身の力が抜けたのを覚えてる。



念の為、その後2週間近く

子どもたちの様子を追い続けた。


子どもたちの中では、

すっかり時は流れていて、


気にしていたのは、大人だけ。

といった様子だった...



事件は、早々と解決した。




けど、私にとって、

大きな問題が、もう1つあった。



たかが1本の電話で

これだけ振り回された自分がいた。



という事実。



私は、これまで

子どもと家庭に真剣に向き合ってきたし

ちゃんとあの子を見てきたから

「うちの子は大丈夫!」


って胸を張って、思えなかったことだ。



これまでの

自分の子育てを振り返って

見えてきたのは、


子どもたちと一緒に居る時間が

疲れるから、イヤだと思っていた自分。


めんどくさい。

不都合なものから

目を背けていた自分。



仕事の方が楽しいから、

と、逃げていた自分




次男(当時2歳)の世話に

追われていたこともあり


長男のこと

全然、見てなかったのかも...



とにかく、反省ばかりだった。




でも


その電話のおかげで、気づけた。




こういう時、

「モンスターだ!」「バカ親だ」と

相手を悪く言って、

相手のせいにしてしまえば

ラクだけど、


それだと問題の本質は

いつまで経っても解決しない。



いつだって、

心が乱れる理由は、

自分の中にある。



すぐに、一変させることはできないけど

少しずつ、少しずつ

我が子を信頼できるような子育てをしよう!

と、意識できるようになった。




毎年、

ゴールデンウィークになると

必ず思い出す。



毎年、わが身を振り返ることができる。




もし、今、

また同じような電話が掛かってきても

もうあんなに振り回されることは、ない。



断言できる。



いつだって未熟だけど

その時の自分が出来る

最善を尽くしてきた。


これで、何かあったら

そりゃ、もうしゃーないよ。


って開き直れるくらい、

ちゃんと向き合ってきたから。





当時は、

相手のお母さんのことを


ただのバカ親じゃん!


と冷ややかな目で見ていた。



今振り返っても

やっぱりそう思うけど、


親バカだから、バカ親になるんだよね(笑)



相手のお母さんも、

我が子が愛おしい故の

行動だったのだろう。



つまりは、お母さんて、

みんな一生懸命なんだよね。。。





Mother's Day は、もうすぐよ?(笑)


世界中のすべての母親たちに、

愛と称賛とねぎらいを!











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