ハズれ?のマッサージ店(第4話)
「ありえない店」×「ありえない客」の奇跡のコラボ!(笑)
前話をお読みでない方は、
ストーブの上にやかんがあり、その斜め上に
洗濯物を干してあるという、まさかのマッサージ屋さん。
洗濯物は、施術で使ったのであろうタオルやおじさんのTシャツ。
見ちゃいけないものを見てしまった!
という感覚にはならない綿類たちだったのでセーフ!(笑)
店内の空間?自分の?臭いが気になるから、アロマを!
と言い出したおじさんだが、
こっちからしてみれば、店内に入った瞬間に感じた
石油ストーブの灯油の臭いで、もう十分だったんですけどぉ。。
アロマについてのうんちくを期待しての質問だったとはわかっていつつも
そもそも、こちとら、そんな一般女子の知識は持ち合わせていない生物ですし
こんだけ昭和感丸出しで、アロマってバランスの悪さ。。。
「いや~、そっちの方向に行くのは止めたほうがいい」
私のおせっかい丸出しの発言に、
きっと「めんどくさい客だな。」と思ったに違いないだろうけど
止めないよ。だって癒されないんだもん!(笑)
「おじさん、独身でしょ?」
「どんなお客さんが来るの?」
ダメだ。職業病だ。コレ。(笑)
おじさん、今日は運が悪かったとでも思ってくれ。
勝手ながら、アレコレ質問しつつも、おせっかい発言連発。
こちらの迎撃ミサイルも絶好調だ(笑)
そんなこんなで、足つぼからもみほぐしにうつって
うつ伏せ状態で、あることに気づく。
(足、まだ温かいままだ。)
私の足は、冬にしもやけができるくらい冷えているので、
施術前に足湯とかやってもらったところで
施術始まってしばらくしたら、
大抵の場合、すぐまた冷えちゃってることが多いのだが
その時はずっとポカポカしたままだった。
(電気ヘルメット、やるじゃないか!)
「すごいですね!あの器械。こんなに温かさが続いてるなんてビックリです」
これがまた失言だった(笑)
彼のトークが炸裂。。。
と思いきや、コンコンと、電源を切ってある自動ドアを叩く音が。
(お客さんかな?)
「悪いんだけどさ~、車どかしてくれない?」
って、うわさの隣の銭湯オーナー、登場!
縦列の共同駐車場をお借りしていたので
私の後ろの車が出れない。
ということで、施術途中でベッドから降りて
短パン姿で車を移動するという初体験!(笑)
なかなか出来ないよ、こんな体験!
もうウェルカム!ウェルカム!(笑)
さてさて、戻ったところで、マッサージの続き。
ネタに尽きたのか、疲れたのか、おじさんがだんだん静かになっていく。
施術も後半に差し掛かり、やっと、本当にやっと
テレビを消した。
そして、iPad で音楽をかけ始めた。
「宇宙旅行 ー松任谷由実ー」
(オヤジ!ナイス選曲!)
電気ヘルメットがあって、ストーブがあって、ユーミンが聴こえて・・・
あぁ、昭和だぁ~。いいーーーー!
ウトウトしながら、昭和旅行を満喫していると
コンコンとまた自動ドアを叩く音。
(今度はなんだ?)
この来客?がスゴかった。。。
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