ハズれ?のマッサージ店(第5話)

「続き、早くしてください!」

って、直メッセで催促されるという

書いている本人もビックリの人気ぶり。

ありがとうございますm(__)m

いよいよクライマックスまでのカウントダウン開始!!


初めての方は、最初からどうぞ。

【第1話】【第2話】【第3話】【第4話】


電気ヘルメットがあって、ストーブがあって、ユーミンが聴こえて・・・

あぁ、昭和だぁ~。いいーーーー!

ウトウトしながら、昭和旅行を満喫していると

コンコンとまた自動ドアを叩く音。

(今度はなんだ?)

この来客?がスゴかった。。。

自動ドアの電源を切ってあったらしく

おじさんがドアを手動で開けに行く。

ってか自動ドアじゃないじゃん、もう。(笑)

電気代節約? 

いや、防犯対策だと思おう。(笑)


ドアが開くなり、おじさんの都合などお構いなしに

大声で話を始めるおじいさん。

耳が悪いのかな、かなりの声量(笑)


「今日さぁ、あさりとってきたんだよー!

 ほれ?デカくていい貝だろ?」

(いや、あんたの声がデカすぎるよ。)


「すいません!今、お客さん来てるんで」

(おっ!ソコは気にしてくれるんだね。ありがとう!)


「えっ!?そうなの?お客さんがいるの?」

(えっ!?そんなにいつも、いないの!?)


「いやいや、ホントに。ありがとうございます。また次に。」


おじいさんを、早々あしらいたいおじさん。

せっかく来たから、ちょっとくらいしゃべってから

帰りたいいおじいさんのやりとりが、しばらく続く。


「今、甥が来ててね、一緒に、潮干狩り行ってきたんだよ」

「今、お客さんだから。」


「お客さんが来てるんだったら、すぐ帰るよ」

「ありがとう。また今度ゆっくり聞かせてくださいよ」


「〇〇海岸って知ってる?すごいデカイ貝があって・・・」

「いや、もう勘弁して。ホントに!!」


会話が全然嚙み合ってない。

しかも、口だけ気遣い砲、発射!(笑)

それでもいいんだな。話せれば。

さすがのおじさんも、おじいさんには勝てないのか。

これぞ、

「長幼の序」 VS 「老いの一徹」


もう入店から1時間以上経過してるからね。

私は、慣れっこよ。

ここは、昭和の人情味溢れる下町の治療院。

近所の老人が、寄り合い、他愛もない

おしゃべりをするステキな憩いの場。

ふふ・・お客さん?

そんな壁、あって、ないようなものよ(笑)

いいじゃない♪ いいじゃない♪

もっと話していて、よくてよ。


でもその前に、そのドア、閉めて。

寒いから。。。(-_-;)



あれ?そのバケツいっぱいのあさり、

まさか見せに来ただけじゃないよね?

おじさんにあげに来たんだよね??

あげてよ、あげてあげてよ!


つづく。。。




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ハズれ?のマッサージ店(第6話)






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